ドイツリポート 2011.8-9
Cドイツ版FITが作り上げた民間エネルギービジネスの雄
〜バイオガス発電とエネルギー作物の急拡大(要旨)
バイオガスのエネルギー利用は、本来は農畜産業から出る家畜系の糞尿や敷き藁といった廃棄物を発酵させてガスを作り、コジェネ技術によって発電や熱利用を行うものです。ところが、FITによる電力の高い政府の支援策により、まずさらにそのバイオガスプラントに投入する原料として、エネルギー作物が登場してきました。とくに多い品種がトウモロコシです。一回限りの収穫ですが収量を増したハイブリッド種子を生産する企業が急成長して、エネルギー作物としてのトウモロコシへの畑の転作が急増しているのです。家畜飼料用のみでなく人間が食べる作物用の農地が圧迫されるという批判も起きてきました。
年率15%を超える利回り、儲かって笑いが止まらないというバイオガスプラントを複数訪ねて現状を取材しました。ビジネスモデルは多様で、風力や太陽光を併設するもの、コジェネによる熱を温水として販売するケース、食品残渣を原料に加えるものなど設置場所の特性に合わせたものになっています。
(風力発電を併設したバイオガスコジェネプラント)
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