日本再生可能エネルギー総合研究所は、再生可能エネルギー普及のための情報収集と発信を行っています。

　2011.10.08 東京・ドイツ文化会館ホール

　　ドキュメンタリー映画『第４の革命　エネルギー・デモクラシー』
　　　　　　　〜上映会とシンポジウム、カール・フェヒナー監督インタビュー

　２０１０年にドイツで、ドキュメンタリーとしては異例の２０万人を動員した映画『第４の革命　エネルギー・デモクラシー』の上映会が１０月８日に東京で行われました。また、同時に上映された『アンダーコントロール』（原発の現場の日常と解体を扱ったドキュメンタリー）『イエロー・ケーキ』（原料のウラン採掘を取り上げた世界初の記録）の監督らを交えたシンポジウムが同じ会場で開かれました。

　『第４の革命』では、再生可能エネルギーを原発そして化石燃料由来のエネルギーに完全に取って替わることのできるエネルギーとはっきり定義し、世界各地で進められる再生可能エネルギーのプロジェクトと新しいビジネスモデルを紹介していきます。
　登場するのは、バングラデシュのグラミン銀行元総裁でノーベル平和賞受賞者のユヌス氏、ヨーロッパ太陽エネルギー協会（EUROSOLAR）会長シェーア氏、テスラ・モーターズのマスク会長、デンマークで世界最大の再生可能エネルギー自治区をマネージメントするメゴー氏など多数。いずれも、再生可能エネルギーへのシフトを呼び掛けています。

　監督は、音楽教師の資格も持つというカール・フェヒナー氏映画監督でジャーナリストそしてプロデューサーとして活動し、主にエネルギーの持続可能性をテーマにドキュメンタリー映画を製作しています。
　シンポジウムも合わせて、フェヒナー監督が強調していたのは、すでに技術的にすべてのエネルギーを再生可能エネルギーに置き換えることが可能であるということです。
　また、日本へのメッセージとして、「もう、何かを待っている時期は終わった。すでに条件は整っている。今こそ日本人は再生可能エネルギーへの移行を決断すべきである。」と、熱く語っていました。

　２０１１年１２月１７日より公開中です。
　オフィシャルサイトは、http://4revo.org/　です。